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経済誌フォーNET 2008年9月号〜コラム「インターネットよろず話」

 「ケータイ世代からネットブック世代」

以前、この場でPC世代と、ケータイ世代の話をしたと思いますが、どうやらどんどん世代は進んでいくようです。

最近のニュースで、『ネットブック』というキーワードがよく出てくるようになりました。『ネットブック』とは、インターネットに接続することに特化した低価格なPCのことです。先日もあるニュースで、内田洋行とインテルが共同で、普及が進む低価格小型ノートパソコンを、2010年春をめどに教育機関向けに販売すると出ていました。

これは、教育現場でも子供たちに教材として一人一台利用されるのも近いということですね。

世界的に見ても、特にインドや中国に、この『ネットブック』のマーケットを絞ってきている動きが活発化しつつあります。

こういう国をターゲットにする以上、経費のかかるWindowsやMicrosoft Officeに代わる経済的な製品を市場が必要としてきて、Linux等を採用することで、それらの問題を解決できるとみています。

そういった流れで行くと、現在「PC世代」、「ケータイ世代」という言葉が使われているけれど、今の小学生ぐらいからは「ネットブック世代」となるかもしれません。

私自身WindowsやMac OSに慣れているから使っているだけで、実際のところインターネットをしたり、メールをしたり、文章を作成するだけなら携帯で事足ります。

それらをするだけでPCを使うには、やっぱり大がかりすぎる気がしてきました。

ケータイの携帯性の高さや、操作性の良さにはまだまだですが、もう少し小型化、計量化されると思います。

そうなると、ケータイよりも処理能力が高く、またペアレンタルコントロールもしやすく、ケータイのようにキャリアの影響も受け難い、となればこれからの市場にぴったりでしょう。

初期費用も、今後はケータイよりも『ネットブック』の方が安いってことにもなりそうです。