成功に導くページ作りのビスケット >パブリシティ>2008年1月号

経済誌フォーNET 2008年1月号〜コラム「インターネットよろず話」
「メルマガは届くのか?」
ある調査によると今年送られたメールのうち約95%がスパムメール、いわゆる迷惑メールだったそうです。プロバイダやサーバ業界もスパムメールの増加に伴い、それを排除する仕組みをメールサーバーやメールソフトに導入するようになってきました。
これだけ迷惑メールが増えている今日、様々なサイトが配信しているメルマガやメールは本当に相手に届いているのでしょうか?
実はこんな笑い話の様な事がありました。
Aさん:(電話で)先日送ったメールは見てくれた?
Bさん:Aさんからのメールは受け取ってないですよ?何時何分の何て言う件名でメールしたかをメールで教えてください。
Aさん:わかったよ。調べてメールするから。
数日後、AさんがBさんに再度確認の電話をいれる。
Aさん:数日前のメールだけど見てくれた?
Bさん:Aさんからのメールは受け取ってないですよ?何時何分の何て言う件名でメールしたかをメールで教えてください。
思わず「やぎさんゆうびん」を口ずさむようなエンドレスになってしまいました。でもなかなか困った問題です。
まだまだスパムメールを排除する仕組みも完全ではなく、スパムメールが増えれば増えるほど、届くべきメールがスパムと判断されてしまう可能性が出てきます。オンラインショップや情報誌などは売り込みの手段としてメールを配信していますが、この様にゴミ箱に直行しているメールが増えてきています。その事に気づいていないオンラインショップの方が以外に多いのです。
この問題は通常のメールのやり取りでさえ影響を受けかねない問題になりつつあります。解決にはメールの内容や単語を変えていけばいいというだけではなく、根本的なシステムを再検討する段階に近づいている気がします。